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Vol.1カタツムリの粘液はアンチエイジングに効く!?

巷にあふれるアンチエイジングに関する商品やサービスを見かけるたびに、その信憑性や効果のほどが気になります。そこで、話題になっている化粧品などを取り上げて検証してみます。

ここ最近よく見かけるようになった「カタツムリ化粧品」。店頭でみかけるたびに「正直ちょっと気持ち悪いなあ…」と思っていましたが、美肌効果が高いと聞き、どんな成分が含まれているのか調べてみました。

カタツムリ化粧品カタツムリの粘液のなかには、弾力成分のエラスチン、保水成分のムチンなど、スキンケアに効果のある成分が含まれているそうです。そして注目すべきは、アラントインという成分。この物質、創傷や潰瘍の治療に使われる成分で、化粧品にもよく使用されています。

ちょっと脱線しますが、抗生物質では治りにくい傷の治療に、うじ虫を使った「マゴットセラピー」と呼ばれる治療方法があります。この療法、糖尿病性壊疽の治療に効果があると、最近再び注目を集めているそうです。うじ虫が壊死した部分だけを食べ、アラントインを分泌することがわかっています。

カタツムリの粘液が化粧品として活用されたのも、エスカルゴの養殖をしている人の手が綺麗でけがの治りも早かったからだそうです。

生物系の化粧品など、一見しただけではグロテスクだったり抵抗を感じる場合でも、原料になるには必ず理由があるはず。調べてみるとそうした理由がわかり、理由がわかると試してみたくなるもの。

自分が求める効果に適していると思ったら、いろいろ試してみてはいかがでしょうか。

■塩谷先生からのコメント
生物製剤の役割が見直されているので、カタツムリの粘液も面白いですね。

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