【ドクターズリレー通信Vol.4】上田容子先生
「ドクターズリレー通信」、第4回目は、神楽坂ストレスクリニックの上田容子先生にお話をうかがってきました。活気にあふれる神楽坂通りで毘沙門天からも近い神楽坂ストレスクリニックでは、西洋医療を中心としながらも、鍼灸やリラクゼーション療法など統合医療に力を入れていらっしゃいます。
このクリニックを開院され、院長を務めていらっしゃる上田容子先生に、ご自身の日々の生活の中での「アンチエイジング」をたずねてきました。
■食生活で気をつかっている点や、食事をとる時のポイントは何ですか?
有機野菜を取り寄せたり、精製していない砂糖を使うなど、素材選びに気を使っています。「まごはやさしい*」を意識して摂ったり、オメガ3脂肪酸を多く含む亜麻仁油をドレッシングに使用したりしています。昼は外食になることが多く、時間もないのでお蕎麦やラーメンで済ませてしまいがち。そういう時は夜のメニューを鍋ものにして野菜をたっぷりとるようにして調整しています。昼に時間があるときは、クリニックの近くにあるお気に入りのお店「だいこんや」でランチを摂ることもあります。玄米や炊き込みご飯などごはんの種類を選べるのもポイントですね。
*まごはやさしい…バランスの良い食事のための食材「豆類、ごま、わかめ(海藻類)、野菜、魚、しいたけ(きのこ類)、いも類」の頭文字をとったもの
外食のときは、野菜をたくさん食べるように気を付けています。それと、デトックス・ハーブと呼ばれる「パクチー」が大好きで、トムヤム・ヌードルを食べるときはオプションでパクチーを増やしてもらっています。汗がたくさん出ていいですよ。
■生活の中で気を付けていることや運動について教えてください
ホットヨガをはじめてから1年ぐらいになりますね。疲れすぎない、脈が上がりすぎないところがおすすめです。1回で1リットル近い汗をかくのでスッキリしますし、体を温めるので冷え性の人にもいいと思います。ヨガの先生たちの身のこなしや声がキレイで癒されますし、何より精神的に自分と向き合う時間にもなっています。
■睡眠のポイント、お気に入りの寝具などがあれば教えてください。
早寝早起きを意識して、23時就寝・6時起床が基本です。夜遅くまでテレビやパソコンをすると交感神経優位になって寝つきが悪くなるので、パソコンは家ではあまり触らず、テレビも22時ぐらいで切り上げることが多いです。夜は長めのお風呂でしっかり温まってから休んでいます。枕は高さのないもの、寝具はシルクなど手触りの良いものや重くないものを使っています。
■美容医療やサプリメントなど、おすすめのものをおしえてください。
ベースサプリメント(マルチビタミンとフィッシュコラーゲン)とDHA・EPAのサプリメントを飲んでいます。サプリメントは、相性の良いものを飲み続けるとよいと思いますよ。原材料のところをみると、重量の多い順に記載されているので参考になりますよ。
あとは、プラセンタ注射を定期的に行っています。注射だと即効性がありますが、クリニックに定期的に通うことが難しい方はサプリメントでとることもできます。プラセンタは古くから漢方として使われていますし、創傷の治療にも使われてきました。疲れにくくなり、更年期障害や冷え症にも効果があり、メンタルケアにも効果があると言われているので、心身のアンチエイジングケアにプラセンタはお勧めです。
私たちのクリニックに入れている「アルファLEDライトスパ」もおすすめです。リラクゼーションやダイエットに効果のあるカプセルは、心身のリフレッシュや冷えの改善にいいですよ。メンタルの不調がさらに進む前に、こうしたマシーンを活用してほしいと思っています。
■その他、アンチエイジングに関するおすすめのケア商品などがあれば教えてください。
化粧品も素材にこだわるようにしています。くすみやすくなっていた肌をケアしようと思って選んだのが、メチコンなどのシリコンが入っていない、植物系の保湿成分がたっぷり含まれている化粧品やシャンプーでした。プラセンタ配合のクレンジングフォームも使いやすく気に入っています。
あとは、硫酸系界面活性剤の入っていない歯磨き粉を使っています。経口でも経皮でも、体に良くないものを最初から取り込まないように気を付けていますね。
食事、化粧品ともに「素材へのこだわり」を語ってくださった上田先生。ストレスを感じたら、症状が重くなる前にクリニックへ来院してほしいとおっしゃっていました。アンチエイジングを考えるうえでも、ストレスをためないことは重要です。赴きやすいクリニックの存在は心強いですね。
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