「トマトダイエット：夕食に食べると更に効果が！」
――ハセ博士のヘルシー情報最前線（３２１）

先日、スーパーの店頭からトマトがなくなっていることをお伝えしました。

京都大学の河田教授らが米国科学誌プロス・ワン（2012年2月10日号）に、トマトがメタボ対策に良いと発表して以来、スーパーからトマトが飛ぶように売れているようでした。

そこで今日は、このトマトダイエットの続編をお送りします。

つい数年前にバナナ・ダイエットが爆発的な人気となり、その時もスーパーからバナナが
なくなりましたよね。

その時、とくに朝食にバナナを食べると良いとされ、“朝バナナ”という言葉も生まれたほどの人気になったことはご記憶のことと思います。

そして、今回のトマト・ダイエットは夜に食べると効果が高いことから、
“夜トマト・ダイエット”が評判になっています。

トマト・ダイエットにはトマトジュースを毎食コップ１杯（約200ミリリットル）飲む必要がある
そうですが、毎回これだけ飲むのはちょっと大変です。

ところが、トマトの有用成分は加熱しても成分が壊れることはないので、夕食に煮込んでもOKなのだ
そうです。

さらに、トマトピューレやトマトケチャップでも代用可能で、トマトシチューやトマトソースのパスタ、オムライスなど、レパートリーも多くなるという訳です。

さて、夜トマトがなぜ良いかについてですが、

１）トマトのリコピンの抗酸化作用で、アンチエイジング効果。

２）ビタミンCによる美肌効果やコラーゲン生成促進効果。

３）ビタミンB6の代謝促進で脂肪が燃焼。

４）カリウムによるデトックス効果。

５）ペクチンの食物繊維で、翌朝すっきり排便。

など、色々とあるようです。

トマトを食べて、寝ている間に！！というわけですね。

是非、一度トライなさってはいかがでしょうか？

ハセ博士＝薬学博士。国立大薬学部や米国の州立大医学部などで研究や教官歴がある。