「見た目のアンチエイジング研究会」レポート（3）
「見た目」は正直です！！ ／ 太田 博明 氏

超高齢化社会が到来している中、生存率に関する男女の性差はよく知られているが、自立度に関する性差についての情報は乏しい。すなわち女性の高齢者の場合、介助を要する場合が多いため、加齢へのヘルスケアが重視されている。

加齢に伴い、女性ホルモンの一種エストロゲンの分泌量が低下するが、これが皮膚の弾力やしわなどの見た目に関与することが良く知られている。これは「見た目」の問題だけでなく、骨の状態など体の老化度とも関連があることが判明しつつあるそうだ。

上記に関連し、女性の老化と大豆イソフラボンの代謝物エクオールの関係性が指摘されている。これはエクオールを摂取したことにより、皮膚コラーゲン量や皮膚厚・弾力性が改善されたという研究結果が得られたことによるものだ。

以上のことから、特に閉経後の女性の健康長寿を支える成分として、エクオールの効果が期待されているという。