アンチエイジングニュース

パエリア
――アンチエイジング料理レシピ(274)

紫外線が強まる季節に向け、食事からの対策も欠かせません。旬のトマトは、露地栽培のものも多く、完熟した色の濃いものほど、ビタミンCリコピンを多く含みます。またトマトはビタミンCとともに働き、肌を健康に保つ働きを持つビオチンを多く含む、美肌に欠かせないアンチエイジング食材ですから、たくさん食べたいですね。1~2個くらいなら、生でも食べられるのもトマトの魅力の1つですが、うま味成分のグルタミン酸を多く含むので地中海地方では、調味料としても欠かせません。特にリコピンは油に溶けやすい性質があり、熱にも強いので、より効果的に吸収するためにもトマトソースのように調理のベースにするのもおすすめです。
スペインの郷土料理パエリアは、米を主食にする日本人にも、なじみやすい料理です。
フライパンを使ったこのパエリアは、トマトに含まれるグルタミン酸と、鶏肉、魚介のうま味の相乗効果で、充分おいしくいただけるので、家庭でも手軽に作っていただけます。白飯より、トマトとオリーブオイルを組み合わせたリゾットなどのほうが、食後の血糖値が抑えられるという研究もあります。仕上げにレモンをたっぷり絞って召し上がるとさわやかです。

アンチエイジング料理

<材料>2人分

  ・オリーブオイル    大さじ2
  ・鶏肉(骨付き)    300g
  ・ボンレスハム    50g
  ・玉ねぎ    1/2個
  ・にんにく    1片
  ・ピーマン    1個
  ・トマト    大1個
  ・水+あさりの煮汁    2カップ
  ・サフラン    0.5g
  ・塩    小さじ1/2
  ・無洗米    1カップ
  ・あさり    1パック
  ・えび    5本
  ・赤パプリカ    1/4個
  ・さやいんげん    1/2束
  ・レモン    1/2個

<作り方>

(1)えびは殻つきのまま背わたを
   とる。あさりは、少量の白ワインで
   蒸し煮にし、煮汁と分けておく。
   
   玉ねぎ、にんにく、ピーマン、
   ボンレスハムはみじん切りにする。
   いんげんは色よくゆで、
   長さを半分にする。
   赤ピーマンは0.5mm幅の
   せん切りにする。
(2)フライパンにオリーブオイル
   大さじ1を熱して鶏肉の両面を
   焼き、塩少々をして
   取り出しておく。
(3)残りのオリーブオイルを加えて、
   (1)の玉ねぎ、にんにくを炒め、
   香りがでたらボンレスハム、
   ピーマン、トマトを炒め、
   トマトソースのようになるまで
   煮詰める。
(4)(2)に水とあさりの煮汁、
   サフランを入れ、煮立ったら塩で
   味を整え、米を
   まんべんなくふり入れ軽くまぜる。
(5)(4)に鶏肉、あさり、えび、
   赤ピーマン、いんげんをきれいに
   飾り、再び煮立ったら、ふたをして
   弱火で15分くらい炊く。
   ふたを取り8分くらい加熱して
   軽く焦げ目がついたら火を止める。
   

(6)レモンを添える。

 

(1人分   687kcal) 
※料理製作時に材料を計算して算出した概算です。目安としてご利用ください。

(コジータイムダイエットコンサルテーション代表・管理栄養士、石井多津子)

  • facebook Share
  • Tweet
  • LINE

この記事が気に入ったら「いいね!」しよう
最新記事をお届けします

カテゴリ一覧