
「紫外線対策(UV-A)」のためのハーブ&アロマ『ヒース』
【ハーブ】ヒースで紫外線対策
ヒースとは、もともとイギリスの荒地のことを意味していましたが、その荒地に群生する低木植物もヒースと呼ばれます。アルプスの山々や地中海地方に生育する常緑樹で、酸性の土壌を好み、他の生物が生育しづらい荒涼とした土地でもよく育ちます。夏から秋にかけて、白や紫など釣鐘型の小さな花を咲かせて荒野を埋め尽くします。
ヒースの花と葉には美白化粧品の成分としても有名なアルブチンという成分が含まれています。アルブチンはシミやそばかすの原因となるメラニン色素の合成に関わる酵素であるチロシナーゼに直接作用し、シミやそばかすの原因となるメラニン色素の合成を阻害する働きがあるため、美白効果があるとされています。
【味・香り】
無味無臭に近いので、抗酸化作用のあるハーブとブレンドすれば味・効果が深まります。
【美味しい入れ方】
お湯300ccつき、ハーブはティースプーン2杯程度
蒸らし時間:2~3分
【おすすめブレンド】
■□■ 美白・美肌 ■□■
≪ヒース+ローズヒップ≫
ローズヒップに含まれるビタミンCがコラーゲンの生成に役立つので、シミ・シワの両方に有効です。
■□■ お肌のハリUP! ■□■
≪ヒース+ローズマリー≫
ローズマリーは、コラーゲン線維の産生を増強させる働きをするウルソール酸を含んでおり、お肌のハリを持たせる効果があるようです。

ハーブと精油の基本事典 著:林真一郎 出版社:池田書店
>>>「紫外線対策(UV-A)」のためのハーブ&アロマ『ネロリ』
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監修 池田 明子(いけだ・あきこ) ソフィアフィトセラピーカレッジ校長 一般社団法人日本フィトセラピー協会代表理事 フィトセラピスト、植生工学士 臨床検査技師として病院勤務の経験から、伝統医学に興味を持ち、その後ハーブやアロマセラピーなどフィトセラピー(植物療法)を学ぶ。講演、文化活動は多岐に渡る。 |

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