「紫外線対策(UV-A)」のためのハーブ&アロマ『ネロリ』
【アロマ】ネロリで紫外線対策
ネロリはビターオレンジの花から抽出される精油です。精油の抽出には開花したばかりの花しか使えず、何トンもの花から ごくわずかな数量の精油しか取ることが出来ないため高価なものになります。
ネロリには皮膚の新陳代謝を促進し細胞の生まれ変わりを助ける作用があり、シミやそばかすの色素沈着を改善・予防に効果があるとされています。加えて、穏やかな収れん作用があることからシワやたるみの改善・予防効果も期待でき、肌のアンチエイジングにオススメな精油です。
ネロリは柑橘系ですが、花から取れる精油なので光毒性(太陽の光を浴びることでお肌にダメージがある)はなく日中でも安心して使えます。
17世紀に入り、イタリアの小国ネローラ公国のマリア・アンヌ王妃が、 そのフローラルな香りに魅了されて、その精油成分を手袋に浸みこませて使用したことにより、フランス社交界に広まりました。 そのため、その香りを「ネロリ」(「ネローラの香り」という意味)と呼ぶようになりました。
また、故ダイアナ妃は、洗顔の後にこのネロリを1滴垂らしてすすいでいたそうです。ネロリは王室の女性に愛されたていた精油のようですね。
【香り】
柑橘系のさわやかさと、フローラル系の優雅さを持ち合わせた香り。
■ネロリウォーター
【材料】
精製水 100ml
ネロリの精油 1滴
植物性グリセリン 小さじ4分の1~2分の1
【作り方】
(1)空き瓶などの容器にグリセリンを入れ、その上にのるようにネロリの精油を垂らす。
(2)容器を左右に振り混ぜる。グリセリンと精油が混じるように。
(3)精製水を加え、容器にふたにして、上下に何度も強くふる。
※精油は親油性で水には溶けにくいため、グリセリンとしっかり混ぜ合わせた後に、精製水を加えてください。
【注意】レモンやマンダリンの花から抽出されたものにもネロリ精油と言われているものがあるので、きちんと学名をチェックしてみて下さい。
ハーブと精油の基本事典 著:林真一郎 出版社:池田書店
>>>「紫外線対策(UV-A)」のためのハーブ&アロマ『ヒース』
監修 池田 明子(いけだ・あきこ) ソフィアフィトセラピーカレッジ校長 一般社団法人日本フィトセラピー協会代表理事 フィトセラピスト、植生工学士 臨床検査技師として病院勤務の経験から、伝統医学に興味を持ち、その後ハーブやアロマセラピーなどフィトセラピー(植物療法)を学ぶ。講演、文化活動は多岐に渡る。 |
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