アンチエイジングニュース

【ハーブ】ローズヒップで紫外線対策

ローズヒップは、ドックローズという品種の野ばらの実を天日で乾燥させ、細かく砕いたものです。原産国のチリでは『若返りの秘薬』と呼ばれ、その美肌効果の高さには定評があります。

ローズヒップは「ビタミンCの爆弾」を呼ばれるほどビタミンC豊富に含んでいます。
ビタミンCには、チロシナーゼの働きを阻害することによってチロシンからメラニンに至るまでの一連の反応を抑制し、メラニンの生成を減らす効果があるとされています。また、コラーゲンの生成を促進する効果と、これらの結合を強化する効果あるようなので、美肌ハーブの代表格といえます。

ビタミンCといえば、熱処理に弱くまた水などにも溶けやすいのが難点。しかし、ローズヒップにはビタミンCを熱から守ってくれるビタミンPも含まれていますので、熱を加えてもが壊れてしまうことがありません。
ぜひ、温かいローズヒップティーにして、身体の中からの紫外線対策にお役立てください。

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【味・香り】
ほのかな酸味と、柔らかい口当たりが特徴

【美味しい入れ方】
お湯300ccつき、ハーブはティースプーン2杯程度
蒸らし時間:5分
★酸味がポイントのローズヒップティー。ポイントは「濃いめ」にすること。
酸っぱいからと薄くしてしまうと効果が半減してしまう上にさらに飲みにくくなってしまいます。

【飲むタイミング】
ビタミンCは体内では生成されないので摂取あるのみ!とはいっても水溶性のビタミンなので、一度に大量に摂取しても尿と一緒に排泄されてしまいます。
こまめに摂取していきましょう。

【おすすめブレンド】
■□■ 美白・美肌 ■□■
≪ローズヒップ+ラズベリーリーフ≫
バラどうしのブレンド。ラズベリーリーフには抗酸化作用の高く、ビタミンCと同じくチロシナーゼの働きを阻害するエラグ酸が含まれており、より高い美白効果が期待できます。

最後に残る出がらしは、ヨーグルトなどと混ぜて食べると美味しい上に、効能がぎゅっと詰まっていているので残さず食べてみてください。

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《参考文献》 ベーシック メディカルハーブの辞典 著:林真一郎著 出版社:東京堂出版
ハーブと精油の基本事典  著:林真一郎 出版社:池田書店

>>>心と体を癒す植物の力!「紫外線対策(UV-B)」(3)(ラベンダー)

 

監修   池田 明子(いけだ・あきこ)
ソフィアフィトセラピーカレッジ校長
一般社団法人日本フィトセラピー協会代表理事
フィトセラピスト、植生工学士

臨床検査技師として病院勤務の経験から、伝統医学に興味を持ち、その後ハーブやアロマセラピーなどフィトセラピー(植物療法)を学ぶ。講演、文化活動は多岐に渡る。
植物の力で自然治癒力をサポートし、人々に美と健康をもたらすことのできる専門家「フィトセラピスト」の養成校『ソフィアカレッジ』を東京・自由が丘に設立。人生を豊かにするフィトセラピーの普及とフィトセラピストの養成を行っている。

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