心と体を癒す植物の力!「紫外線対策(UV-B)」(3)
【アロマ】ラベンダーで紫外線対策
西洋では古来、万能薬とされてきたラベンダーは、皮脂の分泌バランスを整える働きがあり、乾燥肌から脂性肌まで、幅広いタイプの肌に使うことができます。
殺菌効果と免疫力を高め、新陳代謝促進、肌の再生・癒傷作用もあるので、にきびや日焼けのお手入れにも効果的です。
肌にはうれしいことずくめで、常備しておきたい精油のひとつです。
ラベンダーの治療効果は古くから認められていましたが、ラベンダー精油の薬理効果が再発見されたことにより現代のアロマテラピーは成立しました。
現代アロマテラピーのきっかけは、フランスの化学者ルネ・モーリス・ガットフォッセが化学実験中に指に火傷を負い、近くにあったラベンダー精油を塗ったところ、驚くほどに治りが早かったことから精油の薬理作用について研究が始まったといわれております。
【香り】
柑橘系のさわやかさと、フローラル系の優雅さを持ち合わせた香り。
≪ヒリヒリと炎症している肌へ≫
■ネロリウォーター
【材料】
ラベンダーの精油:2滴
ヘンプ油:10ml
【作り方】
(1)遮光ガラス保存容器にヘンプ油、その上にのるようにラベンダーの精油を垂らす。
(2)容器を左右に振り混ぜる。油と精油が混じるように。
ヘンプ油に含まれるアルファリノレン酸などのオメガ3系脂肪酸は炎症を改善します。
さらに、細胞成長促進・皮膚軟化作用のあるフランキンセンスやゼラニウム、ネロリの精油を加えれば、肌の新陳代謝を正常化する効果が期待できます。
遮光ガラス保存容器のまま、冷暗所で保存。約2週間以内に使用してください。
ハーブと精油の基本事典 著:林真一郎 出版社:池田書店
>>>心と体を癒す植物の力!「紫外線対策(UV-B)」(2)(ローズヒップ)
監修 池田 明子(いけだ・あきこ) ソフィアフィトセラピーカレッジ校長 一般社団法人日本フィトセラピー協会代表理事 フィトセラピスト、植生工学士 臨床検査技師として病院勤務の経験から、伝統医学に興味を持ち、その後ハーブやアロマセラピーなどフィトセラピー(植物療法)を学ぶ。講演、文化活動は多岐に渡る。 |
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