アンチエイジングニュース

アンチエイジング・ヨーガ

みなさんが抱えている問題を、ヨーガとアーユルヴェーダから答え、日頃のちょっとしたことでガラリと代わるライフステイルの提案。それが、「アンチエイジング・ヨーガ」です。
ヨーガといっても、誰もがおこなえるような簡単なポーズばかりです。
「身体が硬い」、「年だから」、「時間がない」…などそのような問題は一切必要がない、簡単におこなえるアンチエイジング・ヨーガをおこなっていきましょう。
大切なことは、形を作る以上に身体が知っている《快・不快》の感覚。それを大切にしておこなうことです。
頑張って息をつめ、歯を食いしばって、どうにかポーズをとっても、百害あって一利なしです。
大切なことは体が教えてくれる。
そんな簡単な法則をヨーガで再発見してみてください。

「冷え」はアーユルヴェーダでは、「風」と「水」のエレメントがかかわると考えます。
冬のからっ風や雪は、水の冷たさで体の芯から冷えてしまいます。
それを2つのヨーガのポーズをおこなうことによって、すっかり体の中からぽかぽかの状態を作っていきましょう。

◎ラクダのポーズ

(1)正坐から膝立ちをします。
足の幅は腰幅にしていきます。
また爪先を立てて後ろへの転倒防止をしておきましょう。
(2)両手を後ろで組み息を吸いながら恥骨、下腹部、お腹、胸を前方に向けさらに広げていくようにします。
このとき後ろで組んだ手は肩の骨を後ろに引きさらに胸が開くようにして下方に下していきます。
このポーズを3呼吸の間保ちます。
その腰に負荷がかからに様に丁寧に戻っていきます。
自分のその時の調子によって1回から3回くりかえしてみます。

》動画でさらに詳しく動きを見る

 

◎スフィンクスのポーズ

もうひとつ、冷え対策ヨーガです。
これも体をそらせていきます。
反ることによって身体の中の熱をたくさん発生させていくポーズといわれていますので、無理をしないようにやっていきましょう。

(1)正坐で座ります。この時自然に行っている呼吸を観察しましょう。
そして少しだけ力が入らないように鼻から息を長く吐き、次に鼻から息を吸うを繰り返してみます。
呼吸は吸うのも吐くのも鼻から行ってできるだけ吐く息を長くおこなうようにしてみましょう。
(2)両手を膝の前に付き、息を吐きながら腰が持ち上がらないように注意し体全体を床に預けるようにリラックスします。このとき手は肩幅にして体に力が入らないようにしてみます。
ここで自然の呼吸で3呼吸程度の間、休みましょう。
(3)さらに手を肩幅にしたまま息を吐きながら膝頭が床に着き、腰が上方に突き出て前の方向に伸びていきます。
肩の力を入れないようにし、胸が床に着くようにしていきます。
このポーズで3呼吸保ちます。猫背の改善や背部痛に効果的です。背中のうっ血を取る効果がありす。
(4)息を吐きながら上体を両手の間に移動していきます。
次に息を吐いておでこを床にします。息を吸いながらあごを床にし、そこから背骨を一つ一つ上方に上げていくように背骨を意識し上体を無理のない所まで上げていきます。
ここで3呼吸の間ポーズを保ち、息を吐きながら背骨の一つ一つが床に降りていくようにし、おでこが床に着いた後額を床にし、 両手を重ねあわせ顔及び額を手の上に置き3呼吸の間リラックスします。その時今刺激を与えられた背中の余韻や反応を味わうように休みましょう。
そして元の姿勢に戻ります。

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》『アンチエイジング・ヨーガ』バックナンバーはこちら

西川 眞知子(にしかわ・まちこ)
アーユルヴェーダ&ヨガ研究家
日本ナチュラルヒーリングセンター代表
日本アーユルヴェーダ学会評議員
日本アーユルヴェーダ協会理事
アーユルヴェーダ医療融合医療協会理事

神奈川県生まれ。上智大学外国語学部英語学科を経て、仏教大学卒業。
第24代ミス横浜、米国ニューオリンズ世界万国博覧会(河川博)コンパニオンを務める。
幼少期から精神世界に興味を持つ。
大学時代にインド・アメリカなどを歴訪し、ヨーガや自然療法に出会う。
アメリカで活躍したインド人サッチダーナンダ師をはじめ、世界の著名なヨーガ指導者のトレーニングを受け、指導者の資格を持つ。
同時に世界のセラピーに関心を持ち、インドのアーユルヴェーダ、ハワイのロミロミ、バリのクリームバス、タイのタイ古式マッサージ、イギリスのアロマテラピー、フランスのリンパドレナージュなどを修得、指導している。

》日本ナチュラルヒーリングセンター

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