アンチエイジングニュース

「冷や汁」――アンチエイジング料理レシピ(121)

まだまだ残暑が続くこの季節、スタミナ不足や疲労感を感じる人も多いようです。連日のむし暑さで、汗とともに体に必要なビタミン、ミネラルが排出されています。ふだんよりエネルギーやビタミンを消耗するこの季節こそ、必要な栄養素をしっかり取って体力をつけることがアンチエイジングのためにも大切です。

炭水化物の代謝を促すビタミンB群や免疫力を高めるビタミンAなどは、動物性のたんぱく質に多く含まれますから、食欲が落ちたり、さっぱりしたものだけですませたいときにも、肉や魚と夏野菜を組み合わせたメニューを工夫しましょう。

冷や汁は宮崎県の郷土料理ですが、夏ばて気味でも、するすると食べられます。白ご飯を、麦飯や、玄米、五穀米などに変えるだけでもビタミンB1を多く取れますから、夏場にはおすすめです。鯵に多いビタミンB2は「美容ビタミン」と呼ばれ、トラブルがちな夏の肌を守ってくれます。抗酸化成分をたっぷり含む、夏野菜をたっぷり添えてお召し上がりください。

<材料>2人分
 鯵                   大1尾
 白ごま                 大さじ2
 みそ                  大さじ1
 だし                  2カップ
 きゅうり                1/2本
 青じそ                 4枚
 みょうが                2本
 玄米ご飯                2杯分
 

<作り方>
(1) 鯵は素焼きにして骨と皮をていねいに取り除き、ほぐす。
  きゅうりとみょうがは薄い輪切り、青じそは千切りにする。
(2) すり鉢に、白ごまを入れてよくすり、(1)の鯵を入れてさらによくする。みそを加えてペースト状になるまでよくすり、だしを加えてときのばす。(1)のきゅうり、青じそ、みょうがを加える。
(3) 器に玄米ご飯を盛り、(2)の冷や汁をかけていただく。

(コジータイムダイエットコンサルテーション代表・管理栄養士、石井多津子)

※カロリー 1人分:414kcal
(料理製作時に材料を計量して算出した概算です。目安としてご利用ください)

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