今年の〇〇大賞!この一年活躍したアンチエイジングにも役立つフードとは?
この時期になると、早くも一年の総まとめや振り返り企画がテレビや雑誌、ネットなどでみることが多くなりますね。このサイトでも11月14日の「アンチエイジングの日」をきっかけに、定期的に自分自身の見直し、生活習慣の振り返りというように、この一年を振り返ってみましょう。
今回、私は振り返りの目線をちょっと変えて、この一年の様々な「〇〇大賞」に着目してみました。例えば、「ユーキャン新語・流行語大賞」や「TikTokトレンド大賞」のような流行した言葉やグルメをノミネートして大賞を決めるものです。
様々なノミネートがされている中には、食関連の商品やキーワードが登場しているので、みなさんが日頃から食べているものや、今後取り入れたいものなどがあるかもしれません。いくつかご紹介しましょう。
新語・流行語大賞
こちらは、ユーキャンが開催している「軽妙に世相を衝いた表現とニュアンスをもって、広く大衆の目・口・耳をにぎわせた新語・流行語を選ぶとともに、その「ことば」に深くかかわった人物・団体を毎年顕彰するもの」です。
https://www.jiyu.co.jp/singo/
現在(11月現在)は、30語がノミネートされています。その中で、アンチエイジング「界隈」(こちらもノミネートことば)で注目なのが「アサイーボウル」です。
アサイーボウルはブラジル発祥のデザートで、ヤシ科の植物アサイーのスムージーを基本として、果物やシリアルなどをトッピングしたものです。10年前にもアサイーボウルが注目され、10年周期のヒットでまた再ブームが起こりノミネートされました。
アサイーは、ポリフェノールの一種であるアントシアニンを筆頭に、鉄分やカルシウムなどが含まれています。抗酸化作用によって、活性酸素の働きを抑えてくれる役割があり、アンチエイジングには欠かせない食べ物になりましたね。
ダイエット大賞
続いては、AI食事管理アプリ「あすけん」の開発・運営を行う企業が、2024年上半期に減量に成功した「あすけん」ユーザーが支持した市販食品からノミネートしたもので、各部門の大賞は11月下旬に発表されます。
https://www.asken.inc/news/20240724diet
【パン部門】糖質ひかえめブレッド(山崎製パン)
【お米・麺部門】スーパー大麦バーリーマックス(バブルスター)
【シリアル部門】素材まるごとグラノラ脂質70%オフ香るフルーツ(日本ケロッグ)
【市販おかず部門】味付めかぶ(トップバリュ)
【市販サラダ部門】たんぱく質が摂れる鶏むね肉サラダ(セブン–イレブン)
【飲み物部門】ザバス MILK PROTEIN 脂肪0 キャラメル風味(明治)
【ヨーグルト部門】ダノン オイコス 脂肪0 ストロベリー(ダノンジャパン)
【おやつ部門】チョコレート効果 カカオ95%(明治)
今回、改めていくつか試してみたのですが、全体的に「朝食で食べる」シチュエーションなのだなということがわかります。また、買ってみたくなる要因として、ダイエットや健康管理を目的としたわかりやすい商品名になっていることも手に取りやすい理由ではないでしょうか。
私が気になったのは、ザバスやオイコスのような高タンパク質商品です。正直、トレーニングをするマッチョの人たちが食するものと勝手なイメージだったのですが、タンパク質を補ったり、忙しい時の補食になったり、普段の食生活にも取り入れやすいことを知って、なんでもっと早く食べなかったのかと後悔しました。様々なフレーバーがあるのも嬉しいですね。
FYTTEダイエット&ヘルス大賞
ビューティ&ヘルス系WEBメディア「FYTTE」が主催する毎年恒例のランキング企画で、読者や雑誌コミュニティメンバーによる投票で決定。健康や美容、ダイエットに関する人気商品を全20部門に分けて発表されます。※部門はFYTTEサイト参照。
https://fytte.jp/taisho/year-2024/
先ほどのダイエット大賞と商品が重なっているものもあります。【シリアル・グラノーラ部門】使ってよかった編で1位のフルグラシリーズ(カルビー)は穀物を焼き上げたグラノーラ関連は食物繊維や鉄分も豊富で忙しい朝にも嬉しい商品ですよね。もうひとつ、プロテイン商品も人気で、同企画の【高たんぱくヨーグルト部門】使ってよかった編で第1位にダノンオイコスシリーズが選ばれていました。
また、【ヘルシー甘味料部門】使ってよかった編で第1位だったラカントSシリーズ (サラヤ)は、漢方として使われるウリ科の植物・羅漢果という植物由来の甘味料としてロングセラーの商品です。私も料理やコーヒーに入れて普段使いしていて、カロリー、糖質ゼロなのが魅力です。
スーパーやコンビニで購入できるものがほとんどなので、買う手間も省けるし、手軽に買えることで継続しやすさもあります。もしも、味が気に入らなかったとしても他の商品に切り替えがしやすく、自分に合ったダイエットや健康管理ができますね。
いかがでしたか?日常的に食べている商品はあったでしょうか。これらの商品を来年の参考にして、食生活に取り入れてもよさそうです。
さらに、来年のトレンドには、「ギルトフリー」関連の商品が注目されるという予測も。ギルトフリー(Guilt-free)とは「罪悪感のない」という意味です。主に食事や飲み物に関連して使用され、低カロリーや低糖質、乳製品不使用、栄養価の高いものなど、罪悪感がなく楽しむことを指します。今年の流れからさらにバージョンアップしたギルトフリー商品も発売されそうですね。
伊能 すみ子
INOU SUMIKO
食の専門家であるフードアナリスト1級。
気象番組ディレクターを経て、日本をはじめ世界各国の料理や食文化を学ぶ。
エスニック、スイーツを中心に、様々な食の情報をテレビ、雑誌、ウェブなどのメディアにて提案、執筆。
自らのアンチエイジングフードのポイントは「スパイス」。
古代エジプトより薬として活用されたスパイスをこよなく愛する。
●ブログ『恋しいアジア』~アジアンフードディレクター伊能 すみ子~更新中
●著書『マカオ行ったらこれ食べよう!: 地元っ子、旅のリピーターに聞きました。』(amazonのサイト)
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