アンチエイジングニュース
2019.04.12
昼寝は血圧を下げる効果がある?
「お昼ご飯を食べた後に眠気に襲われる」という方も多いと思いますが、適切に仮眠をとると、エネルギーの回復やリフレッシュ以上の効果が得られるかもしれません。
昼寝は降圧剤に匹敵?
Asklepieion総合病院 (ギリシャ)の心臓専門医であるManolis Kallistratos医師の研究によると、昼寝をした人は、昼寝しなかった人と比較して血圧が低下する可能性が高いことがわかりました。
今回の研究には、平均血圧129.9 mm Hgの212人(平均年齢62歳、女性が半数以上、 4人の参加者のうち約1人が喫煙者および/または2型糖尿病)が参加しました。参加者を昼寝の有無で分けた上で、24時間の平均血圧を比較検討しました。
昼寝の平均時間は49分。分析の結果、日中に昼寝することで平均5mmHgの血圧降下に関連していました。
低用量の降圧薬を服用すると、平均して5〜7 mm Hg血圧レベルを下げるとされますので、これに匹敵するレベルと言えます。
Manolis Kallistratos医師は「今回の結果は重要性が高い。 血圧を2mmHg下げるだけでも、心臓発作などの心血管イベントのリスクを最大10パーセント減らすことができるからです」と述べています。
また、「昼寝をした群と昼寝をしなかった群の両方で、同じ種類の降圧薬を服用した場合、昼寝をした群で 有意な血圧の低下が認められた。」としています。
高血圧は心臓発作や脳卒中など様々な疾患のリスクを高めるとされています。
適切な昼寝をとって、健康維持に努めたいですね。
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