アンチエイジングニュース
2019.10.07
魚を全く食べない人は、大動脈りゅうなどの死亡リスクが2倍!
サンマの時期がやってきました。今年のサンマはやや小ぶりで、値段も高いのが残念ですが・・・。
さて、サンマを含め魚はお好きですか?
健康に良い事が分かっていますが、いつも魚ばかりでは飽きてしまいますね。
ところが、月に1、2回食べるだけでも、体には良いようです。
魚をほとんど食べない人は、習慣的に食べる人に比べて、大動脈瘤(りゅう)や大動脈解離で亡くなるリスクが高いという話題です。
これは筑波大学の山岸良匡准教授らのグループが、生活習慣と病気との関連を10~22年間にわたり調べた国内八つの追跡研究を基に、食習慣について詳しく解析したものです。
研究では、40歳以上の計36万6千人のデータを統合し、魚を食べる頻度を「ほとんど食べない」「月1~2回」「週1~2回」「週3~4回」「ほとんど毎日」の5群に分けて、比較しました。
その結果、「週1~2回」の群と比べ、「ほとんど食べない」群は、大動脈瘤や大動脈解離で死亡するリスクが1.9倍高い事がわかりました。
その一方で、「週1~2回」と、「月1~2回」「週3~4回」「ほとんど毎日食べる」のそれぞれの群を比べても統計的に有意な差はみられなかったそうです。
今までの研究でも、魚にはDHAやEPAなどの動脈硬化を防ぐ効果がある事が分かっており、サプリメントなどで毎日摂っている方も多いと思います。
しかし、今回の結果では、魚は月に1~2回以上は習慣的に食べれば良く、毎日は必要なさそうとの事ですよね。
ハセ博士=薬学博士。国立大薬学部や米国の州立大医学部などで研究や教官歴がある。
この記事が気に入ったら「いいね!」しよう
最新記事をお届けします